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■心理士からの助言2<周囲に子供がいる大人へ>■

阪神大震災の時に、被災地で活動をなさった心理士の方からの
<周囲に子供がいる大人へ>
というご助言をここに記します。

■まず子どもたちを安心させよう

①「今」は安全であること、ひとりぼっちでないこと、
事態は変化していこうとしていることを伝えてあげて
ください。

②子どもからの質問には、出来る限り面倒がらずに
耳を傾けてください。子どもの年齢なりに、
また性格や経験、知能に応じて様々な疑問があります。
大人も、答えが分からないことは分からないと
言っていいのです。
そっとそばにいたり、体をなでるだけでもいいのです。

また、繰り返し同じ質問してくることがありますが、
子どもなりに不安に立ち向かおうとしています。
同じ答えでいいので淡々と答えてあげてください。  

③いくら事実だからといっても、
子どもの年齢や性格を考慮して、
むやみに不安をあおるような情報を提供しないよう
慎重に言葉を選んだり表現を選んだりしてあげましょう。

しばしば、大人のほうが不安なので、
刺激的に話してしまうことがあります。
大人が柔らかい心をもつことを意識しておきましょう。 

④どきどきしたり、気持ち悪くなったり…
といった身体症状や、怖いことばかり考えたり、
怖い夢をみたりということがあるかもしれません。

が、そうしたことはおかしなことではないと
安心させてあげてください。
異常な事態での正常な反応です。

大人が「おかしくなってしまった」と心配したり、
認めまいとすると子どもはもっと不安になります。

一ヶ月を超えてまだ、
以前の様子と違うようであれば
専門家が必ず力を貸してくれます。

■どんな気持ちも否定しないようにしましょう。

どんな気持ちも彼らの一部です。
「そんな気持ちになっても当然だよ」と答えた後で、
他者への感謝の気持ちを表してください。

こういうときに、
大人が感謝の気持ちをもっていることを
子どもが知るのは勇気をもてます。 

■できるだけ不必要な変化をしないようにしましょう。

日常の習慣、「いつもどおり」を
大事にしてあげてください。
普段使っていたり、
以前に好きだった毛布やぬいぐるみなども
そばにおいておきましょう。

赤ちゃんがえりをすることがあるかもしれませんし、
前は一人でできたことができなくなったり、
ささいなことで泣き出したりすることがあるでしょう。
大人は怒ったりせず、そのまま受け入れてあげましょう。
もちろん、普段していたお手伝いも、
無理のない範囲でお願いし、
できる範囲で日常習慣を継続できるようにしていきましょう。

■大人自身が自分を大切にすることです。

こうした災害によって心が傷つくことがありますが、
全員がPTSDになるわけではありません。
傷つくけれど、人間に備わっている回復力によって、
心の傷を乗り越えることはできます。
その力が発揮できるようにするためにも、
大人のほうも自分のことを大切にすることを
意識してください。

大人も違う番組をみたり、
テレビをしばらく切ったりするようにします。
不安は興奮状態をひきおこし、
一見、「自分は元気」「むしろふだんより何かやれそう」
などと思うものですが、心はとても疲れています。
時間をみつけて少しでも横になるようにしましょう。


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