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真実の瞬間~医師も経営者も営業マンも~

昨日、早稲田大学商学学術院長 恩蔵直人氏の
「マーケティング発想の重要性」という基調講演を
拝聴してきました。

「真実の瞬間」というお話が大変印象的でした。

航空会社にとって、安全と並んでもっとも大切なことは、
お客様である乗客の満足度です。
その満足度を決定付けるのは、
最前線スタッフ(CA)が提供する、平均15秒足らずのサービス。
この15秒が“真実の瞬間”。
その他の業務は、この15秒の質を高めるためにある。

お客様の心に瞬時で届くサービス。
お客様にも語ることのできない真実のニーズを読み取る力。
お客様の心のその先をも見通す思いやりの精神。

真実の瞬間に心をこめて、先を見通した思いやりが示せること。
これは、医師も経営者も営業マンも、全ての業種において、
或いは家庭・友人・同僚全ての関係性においても
言えることではないかと思いました。

私は、茶道を通じて思いやりの心、おもてなしの心を体感して頂く
「ホスピタリティ茶道研修」を大手企業様でご提供しておりますが、
和の精神の中には、必ず「相手を慮る(おもんばかる)」という心が
存在します。

おもんばかる。
実に美しい日本語です。

そして、日本人の心に宿る「道の心」。
いつの頃からか、忘れ去られがちな「道」という精神。

「道」とは日本における価値感。
哲学とも言われ、一つの物事を通じて生き様や
真理の追究を体現することや、自己の精神の修練を行う事。

武道、芸道・・・道の世界は、全て「美しい所作」の継続です。

卑怯でない、驕らない、高ぶらない、相手に感謝する心を
美しい所作の数々は教えてくれます。
どんな相手でも、相手があって初めて技術の向上が出来ること、
相手から自身が学べるということ、初心に帰ることなど、
相互扶助であるという認識を常に忘れない、
相手を尊重する思いやりであると教えてくれます。

厳しい時代の今こそ、
世界中の人々が、思いやりを示しあう世界であったら
どんなにか素晴らしい世界となることでしょう。

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