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【医療コーチング】医院開業のポイント ■人選■

医院を開業する際、私はスタッフの面接に大変長い時間をかけ、

志願者全員を面接しました。

開業の際、もっとも大切なことのひとつが、この「人選」です。

その人の前職や経験などだけに目を奪われて人選をすること

は、大切な人材を見逃してしまいます。

思い込みを外して、「人」を見ることが大切です。

「人」が全てです。「人」が医院を作り、育てます。

ですから、人選には経営者は何より心をこめなければなりま

せん。

私は、とにかく「目の輝き」を大切に判断をしました。

目が「この医院で働きたい」と言っていること。

目が「私は頑張ります」と言っていること。

そして、目が「患者さまのために尽くします」と言っていること。

たくさんの志願者の中に、iさんはいました。

iさんは、まさにその目をした人でした。

彼女は、面接で、一心に私の目を見つめて語りました。

面接をする側は4人。

しかし彼女は、キーパーソンが私だと直感したのか、

食い入るように私を見つめていました。

そのひたむきさ、その機転の利き方は、私に強い印象を残し、

私はどうしても彼女にうちの病院にきてほしいと思いました。

彼女は医療経験者ではありませんでしたし、決して、良い条件

の志願者ではありませんでした。

しかし、私は彼女の「目」を信じ、彼女ならきっとやってくれると、

おおいに期待をして、彼女を選びました。

そして彼女が医院での雇用が決まった時、私は直接、選んだ

想いを彼女に心から伝えました。

これはコーチングで大切なことですが、

「想いを口で伝えること」

「期待していることをしっかり言葉にして伝えること」。

これは残念ながら、特に医師・医療経営者に不足がちなことです。

言葉にしなくてもわかってくれるだろう・・・では甘いのです。

言葉にしなければ、人の心には届きません。

言葉にして想いを伝えること。それが人と人を繋ぎます。

コーチングでは「信」「認」「任」と言われますが、

まさにそこです。

そして、iさんは慣れない医院での仕事でしたが、

そのひたむきさと明るさと勤勉さで見事に克服していきました。

「信じてもらえた」「認めてもらえた」「任せてもらえた」

きっと、彼女の心にはその喜びが大きく広がっていたのだと思い

ます。

彼女の働きで何より素晴らしかったのは、患者さまの顔とお名前を

誰よりもいち早く全て覚え、ご家族やお仕事など、患者さまのバック

グラウンドを常に把握し、その親しみやすい人柄で常に患者さまに

声をかける点でした。

ハードルの高い仕事を任せても、一生懸命そのハードルを越えて

いってくれました。

私は常に彼女に声をかけました。

「あなたの目が素晴らしかったのよ。私はあの目を忘れない」と。

そして、彼女はいつも私に言いました。

「信じてくださって、ありがとうございます!」と。

--today's Q----------------------------------

あなたはスタッフに、想いを言葉で表していますか?

あなたの医院で、人選する際のポイントは何ですか?

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