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興味深い記事を読んで  6月30日

先日、旅先のホテルで読んだ新聞に、興味深い記事が載っていた。

ある中学校で、「無言清掃」と呼ぶユニークな取り組みを続けているという。

文字通り、しゃべらずに黙って校内を掃除する。

それで、思春期の生徒たちの『五つの心』を磨くという。

誰かに言われずとも役割を自覚し、汚れに目を配ることができる「気付き」の心。

面倒でも「我慢」して掃除する心。

そして、他者を手伝う「思いやり」「感謝」「正直」の心。

午後1時33分、昼休みの喧噪がやむ。

3階建ての校舎の中央フロアに学年ごとに黙って集まってくる。

「自分に正直に生きるのは素晴らしいことですが、決まりやモラルを優先すべき時がある。自分がいま何をすべきか考えながら、掃除に向き合ってください」と教師の言葉。

同40分にチャイムが鳴ると、生徒たちは静かに持ち場に散る。

床を掃き、ちりとりを構える。教室の机をあうんの呼吸で2人で動かす。「隅々まで」と決めたのか、扉の溝を黙々とぬぐう生徒もいる。

午後2時、午後の授業が始まった。

「規律や言葉遣いが変わり、自律の力が引き出されている」と、取り組み5年目、生徒の変化に教師は目を見張る。

「掃除の時間は気持ちを落ち着かせ、集中するよう心掛けています」と生徒の一人は語っている。

この騒々しい現代に、一番元気盛りの中学生が黙々と掃除をする。

その取り組みを5年も続けているという。

継続の力。

現代の大きな落し物に気がつかされる様な記事だった。

座禅を組む様な想いがした。

私も波立つ心を静めた。

静かな心になった。

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